ただいま過去に作って放置したままの未掲載分UPしています。
掲載日と作成日が違いますのでご了承ください。
暫くしたら作成日に振り分けます。
誰でも自分の二面性ってあると思うんだよね。
仕事や公的な場所での自分とプライベートな自分。
普段は大人しいのに、本当はめっちゃキツイとか。
普段は真面目な好青年のに、本当はど変態とか。
普段はツッコミ姉御キャラなのに、本当は甘えただとか。
ちなみに上記は私の部署の例。
後輩のミソノと、先輩のトモさんと私。
皆偽って、いやイイヒトを演じてるのです。(笑)
表の私も本物。
裏の私も本物。
決してね、演じてぶってる訳じゃないんだ。
この裏の・・・いや、素直な自分を素で出せてたらどんなにいいだろなーって思う。
本当はおっとり喋りたいし、
ワザと声のトーン落としたり雑で投げやりなな喋りもしたくない。
だけど長年のキャラは簡単には壊せない(笑)
それを叶えてくれたのは私の中の「優奈ちゃん」だと思う。
周りなんて気にせず自分の好きなものを誇れる。
天真爛漫の素で甘えたで。
そして楽な喋り方(笑)
リアルじゃないのでそれが受け入れられる世界だった。
残念ながらそんなことをしつつも客観視する部分は残ってたから、
「おいおぃ、今のはどうなんよー」って自分にツッコミ入れたり。(笑)
最初は完璧に演じてた優奈ちゃん。
続ければ本当になるんだね。
そんな私を許してくれる人たちがいたから、
私は少しずつ表てでも肩の力を抜いて出せる様になれたのだろう。
優奈と呼ばれる世界に・・・
ヤフーチャットのSM部屋に足を踏み入れたのは19の春。
ご主人様に飼われ過ごして一年が経った頃、
まだ私は主従も調教という意味も理解出来ないでいた。
それらの言葉はこの遊ばれている関係を正当化するための
都合の良い言葉なんじゃないだろうかと怖がっていた。
私がまだSMを受け入れられてなかったんだろう。
それらの意味を
ご主人様であるSの気持ちを
私の歩む為のMの気持ちを
いろんなことを知る為に
いろんなことを学ぶ為に
自分の答えを見つける為に私は「優奈」になった。
沢山の人がいたな。いろんな人がいた。
今みたいにまだメディアでSだMだ言われるちょこっと前だったから
本当にSMが好きな人や実際にしている人が多かったと思う。
確かにSMの話もするんだけどバカ話が殆どw
楽しかったなー24時間耐久チャットしたり、大騒ぎしたり。
そこから20の冬までは本当に毎晩やってたな(笑)
上の写真は丁度その頃の写真。
20の誕生日の頃だね。黒い首輪の記念写真。髪がながーい!
じぇんと出会った小規模なSM部屋にゃん♪もさいきくんと出会った大部屋Paradiseも
どちらもそれぞれの良さがあってホント毎日がお祭りだった。
私にとってチャット=楽しく健全に遊んで人生で出会わないかもしれない友達を作る場所。
「優奈」になってもうすぐ一年が経つ頃、私は自分で独立して部屋主になった。
大部屋が嫌になったのもあるが、部屋主になればもっと楽しく運営できるかなって。
そしてその半年後の20歳の年末に、私は優奈と呼ばれる世界から足を洗った。
ご主人様とのこの先の道を悩んでいた私は
ノーマルの彼氏を作りご主人様との半永久的な
「ずっと一緒にいるため」にプレイをしなくなったんだ。
途中、SM部屋じゃないところに卒論を書きながらお邪魔はしてた。
でも「優奈」は名乗らなかった。SM部屋からは卒業だった。
そして社会人になりチャットもする時間もなくなり数年が経った。
前に書いたけど、再輝くんやじぇんに「優奈」って呼ばれると私だって思う。
あの子たちに優奈って呼ばれるのすごく嬉しいの。
思わず
「なに?なに?優奈ね、二人とも最近遊んでくんないからめっちゃ寂しかったのー!!」
って言いそう。(笑)
確かに沢山の友達があの世界にはいたけれど、
再輝くんとじぇんの二人がいたから私は「優奈」になれたんだと思うの。
夜な夜なチャットをしていた19の春から20歳の夏、
毎晩がお祭り騒ぎだった。
じぇんと出会って女の子としてもM女としても、
じぇんみたいに可愛くしてたいって思った。
毎晩毎晩彼女と話してて…でも部屋の崩壊でじぇんが部屋にもう来なくなって。
寂しかったな。
ふりちゃんがいても、じぇんとチャットできないの寂しかったな。
じぇんが居たことを部屋で忘れてほしくなくて、
優奈はじぇんの口癖の「あは☆」って言ってた。
なんか空虚で、満足感が足りなくて。
そんな時やって来たのが再輝くん。
じぇんと一緒で歳が近くて。
正直、好き嫌いが激しくて女の子女の子した子は苦手なはずなんだけど、
優奈の天真爛漫を受け入れ毎晩遊んでてくれた。
バカ騒ぎも真面目な話もいつもいつも付き合ってくれた。
本心で、何も隠さず話してくれた。
そして数年後、ノーマルの彼の発言が私のカミングアウトの大きなきっかけになる。
この2人が優奈を作り、育ててくれた。
自信もついて、それが素になれた。
「優奈」はM女の「私」だけれども、本当に振るまいたい自分でもあった。
久し振りにね、09年1中旬、5年振りに自分の部屋を開けて「優奈」に戻った。
私をMだと知る大学からの友達の藍が失恋をして落ち込んでた。
ぱるんを紹介して飲みに行ってた時、久し振りにやってみようかと話になった。
その時感じたんこと。
あの頃の優奈と同じまんまはできないんだなって。
最初はリアルの友達の藍が一緒だから、
「C」と呼ばれる普段の生活の私がいてどこか出し切れてないのかと思った。
確かにそれもあるんだけどね、19歳だった優奈はもうすぐ25になる。
大人になったってことだ。
でも忘れないよ。
毎晩毎晩、じぇんとにゃん♪でキャピキャピ遊んでたこと。
夜も寝ないで、再輝くんと大人数カオスだったパラで大人をけちらかしてたこと。
くだらないことかもしれないけどね、大切な思い出よ。
大人になるにつれてあんなことはもうできないかもしんないけど、
また皆でできたらいいのにと思う。
久し振りに自分の部屋を開くことになって、
やっぱりあなたたちがいないと寂しいなって優奈は感じるんだ。
あなたたちがいてこそ、100%の優奈なのかもしれない。
だけどね、あなたたちとこんなに長く・・・もう7年も付き合っている様に
またこうやって部屋をやることによってね、
リアルになり、長く長く続く関係があるんじゃないかなって思うんだ。
新しい友達との出会いだね。
私は「優奈」で良かったと思うの。
2009年9月10日作成未掲載分。