『いつからか素敵なことは
必然要してどこかを失った
心の繋がりに脅えて
身体で埋めようとして
不安をごまかしてたそんな毎日の中で
あなたはもう私の中にいた
もしも2人深く想えて
いつかここで時を終えても
ずっとあたしあなたを愛して
手を伸ばしてると思えたの
愛情はなんてこわいもの
だから逃げたり求める
大人だとか子どもだとか
もう関係ないよ
もしも2人出会えなければこんな風に笑えなかった
今年一番幸せなのは
あなたのそばにいれたこと』
この曲の歌詞を初めて読んだ日、私は涙が止まらなかった。
その時、諦めようとして「考えたいから暫く連絡しない」と言った時だった。
多分、もう二度と電話は鳴らないと思っていた。
まるで自分の事の様な歌詞。
次の瞬間、着信音が鳴ったんだ。
だから覚悟ができた。
自分の中の好きだいう気持ちを認められた。
素直になれた。
甘えられた。
新しい経験値をこの人だから知ろうと思えた。
久し振りに惹かれる恋をした。
和宏さんやご主人様の時みたいに自分を抑えられない恋をした。
足利さん以外に主と呼びたいと、この人に仕えたいと初めて思えた。
好きで好きで不安だった。
あんなに優しくしてくれたのに自信がなかった。
何で私なんだろう?
何でいろんな私を受け入れてくれるんだろう?
あなたが言ってくれる「好き」って言葉がどんな意味なんだろう?
私はあなたの中でどんな存在なんだろう?
解る様で解らない。
本気にも、口がうまい様にも感じる。
いろんな妄想をしてしまう。
解らないから不安になって彼が怖くなる。
怖くなるから無理とか背伸びとかガマンばかりになり、
殻を作って中で震えている。
彼を自由にできなくなる。
本当は私が思い上がってるんじゃないかと怖くなり、
だから「大人の関係」をするべきなのかとも考えた。
本当は彼はそんなこと望んでなかったのに。
怖がって私がどれが真実なのか解らなくなっただけ、
本当はかけがえのない存在だった。
私が不安で自信がなくて、だから私が壊してしまった。
「東京で彼氏を作られたくない」
「好きって気持ちを割り切られて一緒いるなんてできない」
「ストレスが溜まって爆発して壊れて…それならもう一緒にいられない」
「今の現在地はかけがえのないものだったよ」
彼の抱えてた痛みを知っていたのに、自分ばかり求めてしまった。
私が「先のことは解らなくて良いんだよ」って言ったのに、
今の立ち位置が解らないことから結論を急いでしまった。
私はどんな存在なのか不安で詰将棋をしてしまった。
彼女が一番の場所であって、いつかその人が出てきてしまうのではと怖かった。
肩書きなんかに興味がなかったのに縋ってしまった。
足利さんと過ごした時間で学んだはずなのに。
彼女になりたいと願っていた自分が飼い犬の存在意義を知って
その暖かさや揺ぎ無いものを知っていたはずなのに・・・
長い時間を一緒に過ごして出てくる結果もあるはずなのに・・・
相手の気持ちが解らなくて怖くて同じことを繰り返してしまった。
立ち位置を知れて、彼の気持ちを知って本当の私の望みに気が付いた。
形じゃないの。
本当に欲しかったものは彼女という地位じゃないの。
あなたの中で大切な子に、1番好きな子になりたかったの。
私はあなたにとって代わりの効かないものに、唯一無二になりたかったの。
あなたの為に存在したい。
あなたの為に成長したい。
あなたの為に癒せる存在になりたい。
本当はあなた以外なんていらない。
本当はあなたのこと割り切れない。
本当はあなたを好きなのを止められない。
すべてはあなたが遊びだったと自分が知った時の為の強がりで、
逆にそれであなたを傷つけてしまったのかもしれない。
失って気が付いたの。
本当に望むもの。
私は過去に書いたメールでもう足利さん以外主従なんてできないと書きました。
読み直して気が付いた。
大切なことが抜けていたこと。
だからあなたがこの答えを出したのかもしれない。
私はあなたに愛されていれば、
あなたが私だけを見ていてくれれば、
私があなたの気持ちを知れれば、
私はシアワセだったの。
私はあなたの代わりの効かない愛奴になりたいの。
あなたの側に寄り添いたいの。
それはね、私だけだと理解できれば
私に愛情があると私に解る様に示してくれれば・・・
私はもう二度とできないと言った主従でさえ
あなたとならできると思った。
あなただからしたいと思った。
だからあなたに首輪を付けられ、私は跪いたのです。
ご主人様と呼んだのです。
あの時、自信は今以上にありませんでした。
それでも進もうと思いました。
あなたのことが好きだったからです。
あなたに送れなかったと見せたメールはあなたの物になる前に書いたものでした。
「もう主従はできない」
あなたがあの文章から感じたのはストレートな言葉の意味で、
私が本当に思っていたことは言葉足らずで伝わっていなかった。
覚悟をしたから私はあなたの奴隷になったのです。
それを私はカフェで終わりを告げられたあの日、
あなたに伝えることができませんでした。
もう遅いのかもしれない。
もう二度と会えないのかもしれない。
誤解を解くなんてできないのかもしれない。
本当は面倒だと思って切られたんじゃないかと怖くなる。
でもあなたが最後に言った
「好きなまま終わらせたい、他の子じゃ満足できないかもしれない」
の言葉を最後まで信じたい。
私が変われば壊れない。
私が変わる方法は1つだけ、あなたに愛されている自信を持つこと。
神様、私に与えてくれた偶然をどうか運命に変えてください。
どうかもう一度、チャンスを与えてください。
あの腕に抱き締められて、
名前を呼ばれて、
「ほら、おいで」と、
その甘い声と意地悪な視線に、
拒否権のない絶対の中で囚われていたいの。
夢の中じゃなく、あなたの腕に抱きしめられたいの。
そんなこと夢のまた夢。
せめて声が聞きたい。
あなたに会って謝りたい。
by cerisier_aimer
| 2009-12-31 23:59
| シカオ