久しぶりに彼女と新宿で会った。
私が自分の処遇や在り方に苦悩した時、同じ立場として支えてくれた彼女。
彼女の主はとても尊敬できる人。人としてもSとしても。
そんな彼に仕える彼女は誰よりも気高く、そして誰よりも強い心を持っていた。
周囲に歪に思われることもあるが、羨ましい位の心の繋がりがあっただろう。
私が道を探そうと翻弄していた頃、彼女になりたかった。
彼女の様に強く気高くあれば逃げないのに、と。
昔、余りにも逆境を耐えぬく彼女に「女の子としてのシアワセ(この場合には自分だけを見てほしい、彼女やお嫁さんにしてほしいなど)を求めるときがあるかもしれない」と言った。
彼女は凜としてこう答えた。
「それでも御主人様が望むものが私の望むものだ」と。
本音だと思う。心からそう思う。
でも心の奥底にもしかしたら女の子のシアワセを望む気持ちがあるんじゃないかって、
私は感じてた。
そして彼女がいつか悩んだ時、誰も理解してくれなくても私が支えになりたいって
心から願った。
彼女は今、岐路にいるのかもしれない。そして悩んでいるのかもしれない。
彼女の二つに割れる本心が痛いほどに解るから、私はどのM女よりも彼女にシアワセに、
納得する結末を迎えてほしい。
私が道を探したように。
相手を時に悩ませ傷つけるかもしれないけれど、解り合うことが大切だから。
二年前、彼女が岐路に立った時、彼女を支えてあげられなかった。
彼女を理解してあげられなかった。だから今度は解ってあげたい。
私が先に歩んだことだからこそ、最前のアドバイスをしたい。
でも本当は彼女に私の夢を叶えてほしいとも思う。
仕え従う悦び、葛藤、辛さ、だからこそ自分のできることへの不偏な気持ち。
M女である故、私が夢見た本当の愛奴という夢を…
by cerisier_aimer
| 2006-03-06 21:40
| M女「優奈」の大切な人